まずはじめに。
ツインレイ現象や魂の学びの深い関係においては、愛の光も闇も全面的に突きつけられるものだと思います。
ですから「共依存なんて当たり前!」「共依存上等!」というスタンスの人もいるかもしれません。
それほどまでに、共依存関係を体験する人にとって魂にとって重要なプロセスのひとつ。
そして占星術における出生図(ホロスコープ)や、相手とのシナストリー(相性図)に刻まれた星々のシンボルを読み解くことで、自己統合に向かうための大きな気づきやメッセージを受け取ることができます。
ここでは、その中でも「共依存」を象徴する王道的なサインをまとめてみました。
「え、何それ不健全じゃないの?私は“共依存”なんて無縁です。」
──そう思われた方もいるかもしれません。
したがって逆に言えば、その場合は出生図で以下の天体があまり強い角度(特にハードアスペクト)を取っていなかったり、配置として目立っていない・別の緩和的配置で影響が弱まっている可能性があります。
または、そうしたテーマを映し出すような相性の相手と出会わない可能性もあります。
つまり「共依存」という体験そのものが、その人にとっては魂の学びとして必要ないのかもしれません。
※共依存に深く関与するとされる 海王星や冥王星 が効いている人は、同じく海王星や冥王星が効いている相手を自然と引き寄せます。
言い換えれば、 自分と同じ海王星や冥王星のもつ広大な感受性を持っている人でなければ、心から惹かれないのです。無意識にそういう人を選びあいます。選ばれます。
共依存に影響しやすい主要な天体
- 月
→「無意識の欲求」「安心を求める依存心」。母性的な関係性のパターンが強く出るため、感情的依存の軸になりやすい。 - 海王星
→「境界の曖昧さ」「自己犠牲」「理想化・幻想」。共依存の霧をつくり、相手を救おうとする、あるいは相手に溶け込む。 - 冥王星
→「支配と執着」「破壊と再生」。強烈な磁力で相手に執着する、または支配・服従の構造を生む。
他に深く関わる可能性のある天体
- 金星
→愛と快楽を求める軸。特にハードアスペクト(冥王星・海王星・土星との)で、恋愛関係の依存や犠牲が強調されやすい。 - 火星
→欲望や衝動。冥王星や金星と絡むと、性的依存や支配関係につながることもある。 - 土星
→「不足感」「制限」。愛情の欠乏体験が「相手にしがみつく」構造を生む。金星・月とのハードで現れやすい。
感受点や小惑星の関与
- ドラゴンヘッド/テイル(ノード軸)
→縁やカルマの絡みで、離れにくい強い関係性をつくる。 - キロン
→傷と癒し。依存関係を通じて「癒されたい/癒したい」という力学が動きやすい。 - リリス
→無意識の欲望や抑圧された衝動。関係のタブー性や破壊性を帯びやすい。
まとめ
共依存に強く関わる天体は、
月(感情)・金星(愛情)・海王星(境界の曖昧さ)・冥王星(執着・支配)・土星(不足感)。
そして、ノードやキロン、リリスも「逃れられない結びつき」や「痛みと癒し」を補強します。
- 感情依存 → 月・金星
- 境界消失 → 海王星
- 執着と支配 → 冥王星
- 不足と恐れ → 土星
シナストリーで共依存を示しやすい組み合わせ
月の関与
- 月と相手の海王星がハードアスペクト(合・スクエア・オポジション)
→ 相手を理想化/幻想視する。境界が曖昧になり、感情が溶け合う。相手の期待に応えようと自己犠牲に走りやすい。 - 月と相手の冥王星がハードアスペクト
→ 感情的な支配・依存。離れたいのに離れられない強烈な結びつき。 - 月と相手の土星がハードアスペクト
→ 相手に縛られるような依存。承認欲求や「見捨てられ不安」を強く刺激。
金星の関与
- 金星と相手の冥王星のハード
→ 恋愛が執着・中毒的になる。強烈な吸引力と同時に破壊的。 - 金星と相手の海王星のハード
→ 理想化や自己犠牲の恋。相手に溶け込み、現実を見失いやすい。 - 金星と相手の土星のハード
→ 拒絶への恐怖から執着が強まる。愛情と制限の混在。
火星や性的エネルギー
- 火星と相手の冥王星・リリス
→ 性的な依存・強迫的な結びつき。タブーや禁断の要素も。 - 火星と相手の海王星
→ 「救いたい/救われたい」といった幻想的な情熱。
ノード(ドラゴンヘッド/テイル)
- ノードと相手の月・金星・冥王星の合やハード
→ 前世的な絆、因縁的な関係。出会い自体に「抗えない必然」を感じやすく、共依存化しやすい。
キロン・リリス
- キロンと相手の月・金星・アングルの合/ハード
→ 相手が「心の傷」を突いてくる。癒されたい・癒したいの依存パターン。 - リリスと相手の金星・火星・冥王星
→ 抑圧してきた欲望を刺激される。関係が「タブー性・抗えない吸引力」を帯びる。
まとめ
シナストリーで共依存を引き起こしやすいのは、
- 月 × 海王星・冥王星・土星
- 金星 × 冥王星・海王星・土星
- 火星 × 冥王星・リリス
- ノード × 月/金星/冥王星
- キロンやリリス × 月/金星
つまり、このあたりが「離れたくても離れられない」関係性を強調します。